2025/01/31

膵炎の犬への正しい食事管理方法とは?おすすめフードやサプリもご紹介!

膵炎と診断された愛犬の健康を守るためには、適切な食事管理が欠かせません。愛犬の症状を悪化させないためには、どのようなフードを選び、どんな栄養素を取り入れるべきか、正しい知識を身につけることが大切です。本記事では、膵炎の犬に適した食事やおすすめのフード、避けるべき食材などを解説します。飼い主としての適切な対応方法を詳しくご紹介します。大切な愛犬の健康を守るために、ぜひ最後までご覧ください。

この記事を読んで分かること
  • 正しい食事管理方法
  • 膵炎の犬におすすめの食べ物
  • 膵炎の犬の注意すべきこと

膵炎と診断された場合の正しいサポート方法とは?

膵炎とは、膵臓が炎症を起こし、消化酵素が適切に働かなくなる病気です。主な症状としては、嘔吐、食欲不振、腹痛、下痢などが挙げられます。さまざまな原因が考えられますが、主に、高脂肪の食事や肥満、遺伝的要因、ストレスなどが関係しています。

対処を行わず、症状が進行すると消化不良や体重減少、さらには重度となると呼吸困難や合併症が起こり生命に影響を及ぼす可能性があります。
飼い主としてまず行うべきことは、獣医師の診断と指示を仰ぎ、適切な治療を心がけましょう。特に食事管理は膵炎の治療と予防において重要な役割を果たします。

食事管理を見直す事により、重症化を防ぎ早期治療が見込めるでしょう。

膵炎と診断された場合、まず獣医師の指示に従った適切な治療が最も重要です。膵炎とは、膵臓が炎症を起こし、消化酵素が適切に働かなくなる病気です。主な症状と原因は以下となります。

主な症状
  • 嘔吐
  • 食欲不振
  • 腹痛
  • 下痢 など
膵炎に罹る主な原因
  • 高脂肪の食事や肥満
  • 加齢に伴う消化器官の衰え
  • ストレス

診断後は、食事管理の徹底が必要不可欠です。まず、24~48時間の絶食期間を設け、膵臓を休ませることが推奨されます。その後、獣医師の指示のもと、低脂肪・消化しやすい食材品で作った食事を用意し、少量から与えます。1日の食事回数は3~4回に分け、一回の量を抑えることで膵臓への負担を軽減します。

食事管理では、脂肪分を制限した特別療法食を選択することが重要です。市販の療法食では、犬の状態や年齢によって異なりますが、脂肪含有量が8%以下のものを選ぶと良いでしょう。また、消化酵素のサプリメントを併用することで、消化吸収をサポートすることができます。

継続的なケアとして、定期的な体重測定と食欲のモニタリングが重要です。症状の再発や悪化が見られた場合は、すぐに獣医師に相談することをお勧めします。適切な食事管理と定期的な健康チェックにより、愛犬の膵炎症状をコントロールし、快適な生活を送ることができます。

食事管理を徹底しよう!

膵炎を患った犬の食事管理では、「低脂肪」の食品を選ぶことが重要です。高脂肪の食事は膵臓に負担をかけしまうため、療養中は避けるようにしましょう。
高脂肪の食べ物として、添加物が多く含まれているドッグフードやジャーキーなおやつなどが挙げられます。このような高脂肪の食べ物はなるべく避け、消化に良い食品を選び、膵臓が過剰に働かないよう配慮することが大切です。

また、食事の量については、一度に大量の食事を与えるのではなく、1日の食事を小分けにして提供する事で、消化の負担を軽減する事ができます。例えば、低脂肪のドッグフードを1日3~4回に分けて与えることで、膵臓への負担を減らすことができます。

食事管理を少し意識するだけでも、犬にとっては大きなサポートとなるため、必ず抑えておきましょう。

低脂肪のドッグフードとは?
通常のフードよりも脂肪量の少ないフードを指します。

通常フードの脂肪量が約13%~15%に対し、低脂肪のドッグフードは10%以下となります。

取り入れるべき栄養素!

膵炎の犬が取り入れるべき栄養素がいくつかあります。食事管理をするうえで、栄養素についても意識する事により、膵炎の悪化を防げ、再発予防にも繋がるため、栄養素についても理解しておきましょう。

膵炎の犬に適した栄養素として、以下のようなものがあります。

低脂肪たんぱく質 例:鶏肉(皮を除く)、白身魚、豆腐など。
消化しやすい炭水化物 例:さつまいも、じゃがいも、白米など。

低脂肪たんぱく質と消化の良い炭水化物は膵臓への負担を軽減する事ができ、膵炎の犬にとっては、摂取すべき栄養素と言えるでしょう。

その他、オメガ3脂肪酸やビタミンEなどの栄養素も役立ちます。これらは炎症を抑える効果が期待でき、膵臓の負担軽減に寄与します。例えば、魚油サプリメントや野菜類(ブロッコリー、ほうれん草など)を食事に取り入れると良いでしょう。

ご紹介した膵炎の犬が取り入れるべき栄養素を基準にいくつかの食事管理方法をご紹介します。

膵炎の犬におすすめの食事管理方法を紹介!

さまざま食事管理方法がありますが、膵炎の犬には、できるだけ脂肪分を抑えて消化をスムーズに行う必要があるため、「市販の低脂肪ドッグフード」「手作り料理」「サプリメント」という大きく分けて3つの方法が挙げられます。それぞれで特性が異なるため、犬に合わせた管理方法を試してみましょう。

こんな人におすすめ:
◼️仕事が忙しく、料理を作る時間がない、、、
◼️栄養素についての勉強より、手軽に与えたい。
◼️商品を簡単に入手したい、、、

【低脂肪ドッグフード】
  • 手軽で料理の手間がかからない
  • 簡単にバランスの取れた栄養素を取り入れる事ができる。
  • 市販などで販売されており、簡単に手に入る。


こんな人におすすめ:

◼️新鮮で質の高い食材を使って食事を作りたい、、、、
◼️愛犬がアレルギーや持病を抱えてる人
◼️犬を何匹か飼っていて、何種類もフードを買うのが面倒、、、

【手作り料理】
  • 栄養バランスを自分好みに調整できる。
  • 体格差やペットの好き嫌いに応じて調整ができる。
  • 参考にできるレシピが豊富にある。


こんな人におすすめ:

◼️手間を掛けず簡単に与えたい、、、
◼️フードのみで健康を維持できるか不安、、、
◼️特定の栄養素を簡単に摂取させたい、、、

【サプリメント】
  • フードや飲み物などに混ぜて簡単に栄養を摂取できる。
  • 取り入れたい栄養素を的確に摂取できる。
  • タブレット/粉/液体などのタイプがあり、犬の好みに合わせやすい。

上記の通り、それぞれの食事方法によって特徴が異なります。飼い主さんのライフスタイルや愛犬の好みに合わせて、これら3つの方法を組み合わせながら、膵炎のケアに役立ててみてください。
なお、それぞれのおすすめ商品もぜひチェックして、愛犬に合った食事管理方法を見つけていただければと思います。

おすすめフードを紹介!

市販のドッグフードには、「低脂肪」「消化器サポート」などと明記されたものが多数あります。例えば、動物病院で取り扱われている療法食や、メーカー公式サイトで「獣医師推奨」と記載ある商品は、膵炎の犬にも配慮されていることが多いです。ここでは、膵炎の犬に向いている低脂肪ドッグフードをご紹介します。特におすすめの製品は「ロイヤルカナン 消化器サポート低脂肪」「ヒルズ 犬用 w/d」などが挙げられます。これらの製品は、低脂肪で消化に優れており、膵炎の犬におすすめの製品となっております。
獣医師から推奨されることが多いのも特徴で信頼性の高い商品となっております。

製品写真 製品名/成分量 特徴

製品名:ロイヤルカナン
消化器サポート低脂肪

【成分量】
たんぱく質 20.0 %以上
脂質    5.0 %以上、 

粗繊維   2.8 %以下
灰分    6.8 %以下
水分    10.5 %以下

・脂肪分を抑えた設計で、膵炎を含む消化器トラブルを抱えた犬に配慮されています。
脂肪の消化が苦手な犬や、膵臓への負担を少しでも減らしたい場合に向いている。


・タンパク質や、腸内環境を整えるための食物繊維・プレバイオティクスなどが含まれ、消化吸収をサポートする成分配合。

製品名:ヒルズ 犬用 w/d

【成分量】
たんぱく質 22.6 %

脂質    12.3 %

炭水化物      46.1 %

粗繊維       13.5 %

ビタミンE    645 IU/kg

オメガ‐3脂肪酸 0.64 %

・脂質だけでなくカロリーも抑えられており、糖尿病や肥満傾向の犬に向いている。

・腹持ちを良くする食物繊維が比較的多く含まれているため、満腹感を得やすく、余分なカロリー摂取を抑える効果が見込める。

・脂質や総カロリーを抑えながら、必要な栄養素をバランス確よく確保できる。

こちらでご紹介した製品は療法食になりますので、購入や利用を検討されている方は、獣医師の指示の元で利用する様にしましょう。

ご紹介した製品以外にも市販等で販売されている低脂肪ドッグフードは数多くあります。フード選びでは、味の好みだけでなく健康面のサポートを重視し、愛犬が適切な栄養をとれるかを第一に考えましょう。
また、製品によって、犬種や年齢、体格差などに応じてペットに適したフードがあるため、購入を検討される際は含まれる栄養素や脂肪量をチェックするようにしましょう。


「療法食」とは?
特定の病気に対応するために、栄養バランスが特別に調整され、専門的なアドバイスや処方に従って与えるペットフードのこと。

 

手作り料理でもOK!

手作り食でも「取り入れるべき栄養素」を理解しておく事で、健康をサポートする事ができます。
手作り食の場合は、犬の好みや体調に合わせて食材や量などを調整できるため、食欲が落ちた時や特定の食材を嫌う場合にも柔軟に対応でき、飼い主にとっても安心して食事を与える事ができます。

例えば、鶏肉(皮を除く)を茹でて、白米やさつまいもを加えたシンプルな料理でも、低脂肪のたんぱく質や消化の良い炭水化物を得られる事ができます。また、料理する場合は油を使用せず、調味料を加えないことで、膵臓への刺激要素を避ける事ができるので抑えておくと良いでしょう。

▼以下、代表的な低脂質な食材です。
  • 鶏ささみ
  • キャベツ
  • ブロッコリー
  • りんご
  • じゃがいも
  • さつまいも

手作り食を与える際は、手作り食は犬が喜んで食べてくれる一方で、栄養バランスを誤ってしまうリスクもあるため、必要な栄養素を把握したうえで栄養バランスを意識する事が重要です。
フードやサプリメントと比較しても少し手間が必要な方法ですが、素材からこだわりたい方や、愛犬の好みに合わせて一品ずつ調整したい方にとってはおすすめの食事管理方法です。

サプリメントも効果的!

膵炎の犬にとって、サプリメントを適切に取り入れる事で、健康状態のサポートに役立ちます。フード、手作り料理との違いは、食事では補いにくい栄養素を補填する事ができるのが特徴です。

例えば、オメガ3脂肪酸を含むフィッシュオイルサプリメントは抗炎症作用が期待され、膵臓のみならず関節ケアの効果もあります。また、ビタミンEなどの抗酸化作用を持つ成分は、炎症を和らげたり細胞のダメージを抑えたりするのに役立つ効果を持っています。

膵炎の症状として、嘔吐や下痢、さらには腹痛といった症状が挙げられます。
こうした症状を軽減するためにサプリメントを利用するのは良い選択肢ですが、過剰摂取すると体に悪影響を及ぼすリスクもあるため注意が必要です。サプリメントを使用する際は必ず獣医師に相談し、適切な用量を守るようにしましょう。

【知っておこう】NG行動とは?

膵炎を患った犬をケアするうえで、飼い主が避けるべき行動を把握することはとても重要です。例えば、適度な運動は血行を促進し肥満予防にも役立ちますが、療養中や体力が落ちているときに無理をさせると症状を悪化させる原因になる恐れがあります。お散歩は適度に行い、体調がすぐれないときには短めに切り上げるなど、状況に合わせた柔軟な対応が必要となります。

その他にも、高脂肪フードや高脂肪のおやつを与え続けたり、人間の料理をそのまま与えたりする行為も大きなリスクとなるため注意が必要です。ここからは、膵炎の犬が食べてはいけないものや控えたい栄養素について、具体的に見ていきましょう。

「膵炎の犬」食べてはならないもの

膵炎の犬には、高脂肪食品や香辛料を含む食べ物は絶対に与えないようにしましょう。

▼例
  • バターやチーズ
  • 揚げ物
  • 人間用のお菓子(クッキーやケーキ)
  • 唐辛子やスパイスの効いた食べ物

これらの食べ物は膵臓への負担を強め、消化不良や症状の悪化を引き起こす可能性があります。食材を選ぶ際は、脂肪分が低いか、調味料が含まれていないかを必ず確認するようにしましょう。

 

「膵炎の犬」控えたい栄養素

膵炎の犬にとって、特に注意すべきは「脂肪分」です。脂質を多く含む食品は膵臓に過度の負担をかけるため、膵炎の症状を悪化させることがあります。また、人工添加物が含まれる食品も避けるべきです。例えば、着色料や保存料を含む加工食品は消化器系に負荷をかける原因になります。

もし、おやつを与える場合は、脂肪分が少ない素材を使った商品や、犬用に作られた低脂肪・無添加のおやつを選びましょう。完治後でも、一度、膵炎を経験した犬は再発リスクが高まるため、なるべく脂質や添加物の少ないものを選ぶように気をつける必要があります。ラベル表示や原材料リストをしっかり確認し、愛犬の体質に合わないものを避けるように意識してみてください。

 膵炎になりやすい犬の原因とは?犬種の影響も?

膵炎となる原因は、食事に限ったものではありません。
他にも、犬種や体質、遺伝的な影響も関わっています。原因を事前に理解しておく事で予防策を講じる事にも繋がるため、抑えておきましょう。

栄養バランスの悪い食事

高脂肪や低タンパク質の食事だと、膵臓に過剰な負担がかかってしまう。

遺伝

遺伝の影響で膵炎になりやすい犬種
コッカー・スパニエルやキャバリア・キング・チャールズ・スパニエル、コリー、ボクサー

肥満体質な犬

食べ過ぎや高脂肪の物など食生活が偏っている犬

他にも、薬の副作用や高齢による代謝機能の低下、ストレスなど、さまざまな要因が膵炎の発症につながるケースもあります。こうした複合的な原因を理解することで、日頃から健康診断を受けたり、適切な運動量を確保したりといった予防策を取りやすくなります。膵炎は早期発見・早期治療が何よりも重要であるため、飼い主の方は犬の行動や食欲など、些細な変化も見逃さないようにしましょう。

 膵炎にならない様にサポートをしましょう!

膵炎の予防や再発防止には、日常的なケアと飼い主の意識が必要となります。まずは低脂肪のフード選びと適正量を把握し、運動不足を解消する程度の散歩や遊びを組み合わせることで肥満のリスクを減らすことができます。また、愛犬の体重や食事内容を定期的に見直し、必要に応じて獣医師のアドバイスを受けると安心です。

近年では高脂肪のおやつが多く出回っていますが、膵炎を経験した犬にとっては大きな負担となる恐れがあります。できるだけヘルシーなおやつを選ぶか、与える回数や量を少なくして、膵臓への負担を減らしましょう。さらに、年に1回の健康診断を受ければ、血液検査や超音波検査などで膵臓や内臓の状態を早期にチェックでき、必要に応じてすぐ対処できます。今回ご紹介した手作り料理やサプリメントの活用も含め、愛犬に合った食事管理方法を見つけながら、膵炎のリスクをしっかり下げる取り組みをしてみてはいかがでしょうか。

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